あづちりこの「見所から」

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zoom RSS 見えない悲しみの底〜「隅田川」

<<   作成日時 : 2006/07/08 20:22   >>

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能楽堂内に大きく貼られた素人さんの会の中味。後半に能が2番組まれ、お囃子を見逃すわけにはいかなかった!彼の「隅田川」是非見たいところ!番外という事で多少なりとも玄人さんが多いよう。舞囃子に仕舞、素謡、一連の運びにもすっかり慣れ、素謡のところで飛び出して、NYカフェへ。画像ダブルショット(2)を頼んだのにレシートを見たらトリプル(3)になっていて、案の定苦くて飲めたものではありません!店員さん!スタバとはやはり言い回しを変えなければ!ケーキも高い割には、いまひとつ!ケーキの生クリームも少し固形化してたし。。気を取り直して能楽堂に戻り、能「籠太鼓」へ。あづち指定の席は宝生でいうと中にの5か6番。ちょうど囃子方を斜めに見、ワキ方の座位する真正面あたり。今回ワキの常好さんとも視線バチリ。鼓の内田さん、やや眠そう。中入り中、寝てそうな感じのモチーフ。あづちもつられて眠たくなる。いかんいかん!超小柄な女性シテ。格子の中にスッポリ、しかも余裕があるぞ!面をつけているのに扉をがんがん開く。「籠太鼓」については物語の説明もないので、よくわからなかった。能の後は舞囃子が4番続く。今回も「高砂」がある。もしかして定番中の定番なのかな?「高砂」見せ場の囃子は最も好きなひとつ。鼓の掛け声ひとつで四拍子は走っていく。これが実に小気味いいのである。謡の出だしではっとする。附祝言のセリフだったからだ。なるほど。でも附祝言って祝言だから「高砂」なの?踊るおばさま達は袴も個性的だが、化粧も個性的だ。能でシテをやるタイプの素人さんとは隔絶している。こういっては失礼だが型もなにもない。あづちにとって見るべきものは、囃子方のみ。能、狂言以外の題目は切戸から全てが始まる。まさに一番一番狭い切戸を行ったりきたりする。結構大変である。舞囃子が終わり、少し休憩。見所を出ると珍しく晩餐の用意が始まっていた。外部のお客には関係ない事ですが。おなかがすいたぞ!少しのブレイクで落ち着いたあづちは再び見所へ。「隅田川」が始まる。船頭が登場し、その舟に乗る客も現れる。そして笹を持った女が現れる。シテは物狂いの女である。狂っているさまは、笹を持っている事に表現されている。現世でいう気が狂っている意味とは少し違うように思う。深い悲しみから立ちあがるには、物狂いにでもならないとならなかったのだ。塚から出てくる我が子を抱きしめる事もかなわない。あるのは、嘆いても嘆いても、枯れる事のない悲しみ、まさに底の見えない悲しみだ。ぐっと胸にくる理解できない感情にふんばるあづち。「隅田川」ではいつもそうだ。

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