あづちりこの「見所から」

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help リーダーに追加 RSS 終秋の鎌倉〜能を知る会

<<   作成日時 : 2008/03/24 13:40   >>

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3月以来の鎌倉、しかも平日。午前午後の通しで見る。
朝久々通勤時間帯での移動。湘南新宿ライン。
混むのは新宿まで、あとは駅を進む事にすいてくる。
横浜を過ぎたあたりでゆったり。今回は佐久間先生と
彼あてに差入れを持参していたので電車の中で手紙を書く。
鎌倉からバスに乗って現地についた時はすでに開場。
午前の部は10時始まりと常識を超えているのでギリギリである。
席をワキの一番後にする。でもせまいので非常に近い距離だ。
少し時間があったので見所を出ると、小さく張り紙。
3月時と同じでメンバーチェンジのお知らせだ。
いや〜な予感は当たり、午後の部は囃子にメンチェンがあり、
原岡くんに変更!ええ〜、なんだ〜と思うのと同時に
午後は見るの止めようかな、と考える。
でも午後は先生がツレで出るしな〜、もったいないし。。。
と何とか気持ちをなだめて切替える。しかし、鎌倉は要注意だなあ。
お題目は「俊寛」。午前のシテは中森貫太先生、
午後は遠藤喜久先生。ワキは村瀬先生。
平家転覆を狙った鹿ヶ谷の陰謀が発覚し、清盛より
鬼界ヶ島に流された俊寛僧侶と丹波少将成経、平判官入道康頼。
俊寛は平家憎しの気持ちを忘れていない。
後のふたりは一日も早い帰京を願い島に三熊野を勧請し祈る日々。
俊寛はちょっとひねくれたアウトロー、地道なふたりの行いを「けっ!」
って思っている。
水を酒に見たて、ふたりと語り合ったりして島での時間を過ごしている。
そこへ赦面の書状を持った使いがやってくる。
ようやく帰京出来る!と喜ぶ3人。
が、書状を読み上げるも自分の名前がない。愕然とする俊寛。
画像
書状を読み返してもらい、自分の名前が何故ないのか使いに問ざす。
書状を舐めるように見直すも、ない。
現実を受け入れられず、乱心し落胆する俊寛。船に乗るふたりにしがみつく。
でも無常にも船は自分を乗せる事なく去っていく。
貫太先生の俊寛は今っぽくて、やはり少し軽めのテイスト。
入道の小島先生でかいし。
囃子はしんしんとシテのざわついた心模様を映し出す。
あきらめられないもの、希望をかき消した絶望。
彼の袴の色がよかったな〜、というか珍しいな〜と思う色だった。

午前が終って受付の人に差入れを頼もうとしたら、
佐久間先生を呼びに行ってしまった。
ありゃ!だって本番前なのに。
渡してくれればよかっただけなので恐縮、先生ごめん!
画像
直に差入れを渡して午後も見るからね!と言い残し一度退場、
ごはん処を探す事にする。バスを降りた通りまで出るとカフェが
ぽちぽちあって、でもあまり遠くまで戻りたくもない。
のでシンプル系のかわいいお店に入ってみる。
定員さんもお客様も女性ばかり。日替定食みたいなものを頼む。
本を読みながら待っていたら先生から電話!
「彼帰っちゃいました〜」との事。はやっ!
差入れは返品になってしまった。開場前に渡すべきだったな〜。先生に謝罪する。
定食はいろいろな小鉢に焼き魚!おいしかった!
カレーやワッフルも人気メニューの
ようなので次回トライだ!
店を出た後、ぶらぶらしていると、あぶらとり紙、和紙の店を見つけて入って見る。
感触の良い和紙で、お土産をかねて何冊か購入、値段なかなかよろし。
鎌倉よひら →http://yohira.jp

午後の部。囃子がメンチェンになったのは残念だが、先生の入道良かった。
坊さん役合うのも才能?もうひとりのツレの坂先生とも釣り合いも良かった。
おまけにシテの喜久先生の俊寛の迫力に惹きつけられた。まいった。
俊寛の心の中がぐるぐると押し寄せてきたって感じだ。
原岡くんには悪いが、彼の手で見れたらな〜、と思ってしまったほどだ。

舞台終りの恒例質疑応答。貫太先生が出てくる。
あづち、最後の最後で手を挙げました。質問は「スケジュールの管理」
あづち「スケジュールの管理はご自分でなさっているんですか?」
貫太先生「基本的には自分でします、先生によっては事務所を持っている
人もいますけど。」
あづち「どのくらい先まで入っていますか?」
貫太先生「3年くらい先までですかね。」
あづち「手帳で?パソコン?」
貫太先生「能楽手帳というのがありまして、3年分で1冊になっていて大変便利です。
過去のスケジュールなんかも確認できますから」
その手帳、あづちも欲しいっす。

帰り歩くかどーしようか思っていてひとつ先のバス停で立っていたら、先生が奥様と
歩いてきたので手を振った。奥様さきほど見所でお見かけしていたが、着物しか見た事
がなかったので、特に話しかけなかったが。改めて挨拶。しばらく話してから別れる。
バスに乗りながらぼんやり外を眺めるとおもしろい店看板。↓画像
アンテシークなのに「ブルー3」?しかもブルースリー?すげえなあ。
駅近くの東急ストアでアイスクリームショップで一休み。うまし。
湘南新宿ラインの時間までつぶす。

貫太先生によると鎌倉の舞台は08年全面改装するそうだ。
見所も広くして、展示室等を設けて開放的にするらしい、いい事だ。
現状午前午後と2回しないと元が取れない、というのは
あくまでも主催者側の都合である。
地元のお客様も多いとは思うが、遠方はるばる来る人もいるはず。
見たい目的にメンチェンは結構痛い。後日談、仕事を懸命になんとか
切り上げてがんばって駆けつけたのに、目的がいない。これほど痛い事はない。
(別の日、別の能楽堂で耳にした事)
オープンは8月。08年は佐久間先生の「葵上」あるし、見たかった「二人静」あるし。
お世話になりそうだ。

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